■ 湯河原温泉「ふきや」

2007/09/23 (日) プロのワザ

fukiya_logo.jpg連休に入る直前、お彼岸のお墓参りに御殿場まで出かけたついでに、ちょっと寄り道して湯河原温泉へ行ってきました。そこで宿泊したのが和風温泉旅館「ふきや」です。

若干カテゴリとはズレる気もしますが、温泉と美容は切り離せない関係で、そこへ行かなければダメ、ということでこのカテゴリです。

実は「ふきや」には今年の5月にも一度行っていて、非常に気に入ったので3ヶ月の間をおいて再訪したというわけです。

もともと温泉が大好きで、特に私の家から比較的アクセスが良く、かつ旅行気分も味わえる小田原〜熱海〜伊豆エリアには何度も足を運んできました。結構な数の宿にもお世話になっているのですが、「ふきや」はその中でも第1位に輝くぐらいの素晴らしいお宿なのです。

■ 清潔な館内と行き届いたサービス

「ふきや」の客室は全部で21室と、決して大きなお宿ではありません。今回は連休前で比較的空いていたようで、私が泊まったのは9室客室のある4階でしたが、仲居さんの話ではこの日4階に泊まっていたのは私たちを含めて3組だったそうです。そのせいか、温泉でもその他共用スペースでも、ほとんど他のお客さんには会いませんでした。

そんな小さな宿ですから、サービスが非常に決め細やか。特に感動的なのが、温泉まわりの備品の気前のよさです。多くの温泉宿は部屋に備えられたバスタオル、フェイスタオルを持って浴室へ行くわけですが、ここは脱衣所にたっぷりと用意してあります。バスタオルやフェイスタオルはもちろん、体を洗うメッシュタオル、厚手のタオルが好きな人用の厚手フェイスタオル、そして洗った髪をしまっておけるタオルターバンなどがぎっしりと用意され、好きなだけ使うことができます。さらに冷たいタオルも置いてあるので、お風呂上りに毛穴を引き締めるのにも活用できちゃいます。

特別珍しいサービスというわけではないですが、これって非常にポイント高い点なんですよね。しかも脱衣所が常に清潔なのも嬉しいです。上述のタオル類は使った後は専用のタオル入れへぽいっと入れておくわけですが、ここがタオルで溢れているなんてことは一度もありませんでした。今回は空いていたことを差し引いても、前回満室時に訪れた時でさえ、「ちょっと入っている」という程度。かなりこまめに宿の方が掃除に来ているのだろうと思います。浴室の中もいつもキレイ。

スキンケアものも2種類ぐらいが脱衣所に用意してあります。共用のスキンケア用品は、置いてあっても洗面台の周りがびちゃびちゃだったり、乳液のビンがべたべただったりすることもあるのですが、これもキレイに並べられていて、抵抗なく使えます。私なんかはいろんなスキンケアを試すのが好きなので、今回は自前のスキンケアは一切持っていかず、すべてお宿のものを使いました。

なのでタオルも要らない、スキンケア用品も要らない、というわけで荷物は少ないし、部屋から浴場へも手ぶらでふらりと行けるのが良いのです。宿自体もこじんまりしてるので浴場までが近いのも嬉しい点です。

■ 貸切風呂と貸切岩盤浴

貸切家族風呂ももう珍しくなくなりましたが、「ふきや」には3つの貸切風呂があります。うち1つは予約が必要ですが、3箇所すべて無料で使えます。つまり予約の要らない2つの貸切風呂は、空いてさえいればいつでも好きな時に好きなだけ入れるのです。しかも露天風呂。

貸切風呂ではお湯に浸かるだけで、体や髪を洗うのはダメ、という宿をこれまでにいくつか体験したのですが、「ふきや」はその心配はありません。どの貸切風呂にもシャンプーなどが用意されていて、そしてもちろんここにもタオルがたっぷり。とにかく利用者に優しい宿なのです。

そしてもう一つ面白いのが、貸切の岩盤浴があるのです。これは比較的新しくできたもののようですが、もともと客室だった場所をリフォームして岩盤浴場を作ってしまったという代物。

一般的な岩盤浴よりは少し温度が低め(40℃ぐらい)で、あまり出たり入ったりせず、じっくりと温まれるようになっています。今回初めて利用してみましたが、それでもやっぱり汗がどんどん出て、終わったあとは一般の岩盤浴同様、シャワーを浴びなくてもすべすべの肌になりました。なにより貸切ということで、好きなポーズでごろごろと、連れとおしゃべりをしながらいられるというのが気持ちよいです。岩盤浴未経験の方にもこれはおススメですよ。現在オープン記念価格で、二人利用の場合一人3,000円で利用できます。

■ 目にも嬉しい食事

旅の喜びの一つが食事ですが、その点でも「ふきや」は期待を裏切りません。とにかくウマイ。夕食、朝食ともお部屋での食事で、ゆったりといただくことができます。

fukiya_hamo.jpg現在のお料理はホームページでも見ることができますが、もーとっても美味しかったです。ほぼ完食してしまいました。鱧(はも)の煎餅というのが出たのですが(写真。お皿の後ろのほうにある平べったいのがそれ。手前はお芋と栗)、これが珍しくて新しい味でした。骨の多い鱧が食べやすくされていて、大変な手間のかかった料理なのではないかと思います。あとマツタケも食べられますヨ。

ここは器にも凝っていて、若女将さんに伺ったところ、現在の社長さんが器を集めるのが好きなのだそうです。それも陶器ではなく土の器。今回ではお料理でインパクトがあったのは、牛ヒレ肉を焼いたものが、巨大な真っ白な椀(というのかな?)に出てきたもの。白い器と茶色のお肉のコントラストが極めて目に鮮やかでした。しかし持ってみたらとっても重い器で、こりゃ仲居さんは大変だと思ったら、若女将さんは「そうなんです。しかもどうしてもしょっちゅう欠けてしまうんですよね」と仰ってました。

fukiya_okama.jpgそして朝ごはんがまた嬉しい。当然和食ですが、ごはんがお櫃ではなくお釜で出てきます。部屋ごとにお釜でごはんを炊いているそうで、きらっきらの美味しいごはんをいただくことができます。さらに海苔もテーブル上で自分で焼いて食べるんです。パリパリの焼き立て海苔が食べられます。これはなかなか貴重な体験。美味しい御飯に海苔とくれば、これしかないでしょう!というわけでお部屋でおにぎりを作って食べてしまいました(笑)

そんなこんなでお風呂良し、料理良し、サービス良し、と非の打ち所のないお宿、それが湯河原温泉の「ふきや」です。何から何までおススメいたします。私も絶対にまた行こうと決めております。

■ 宿の情報

湯河原温泉「ふきや
  • 料金表(オンライン予約可)
  • 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上398
  • TEL:0465-62-1000(代)
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